アロハシャツについてあれこれ。

リサーチ

雨が大変ですね。

昨日は蝉が夜に鳴いていて(少し)、

「オレはいつ鳴けばいいんだ。。」と言っているような気がしました。

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、

「THE ALOHA SHIRT―ハワイのスピリット、アロハシャツのすべて」

という本の内容をご紹介しつつ、

思ったことをお話したいと思います。

アロハシャツで歴史を知る

アロハシャツは1930年前後に、ハワイで生まれたものです。

1930年~50年がアロハシャツの黄金期と言われていて、

コレクターの間ではその時期のものが人気があるようです。

 

 

メーカーもアメリカ人、日本人、中国人が競合していたようです。

アロハシャツの起源、

つまり「どこの誰が一番にアロハシャツを作ったか。」について、

諸説あり未だ論争があるようですが、

日本の浴衣でシャツを仕立てたのが始まりという説もあるようです。

 

「ムサシヤ」というシャツメーカーを営む日本人が、

『オーダーメイドのアロハシャツを作ったおそらく最初の人物でもある。』

という一文も発見。

 

アロハシャツと日本人に関係があったとは驚きでした。

しかも「なぜ当時日本人(中国の人も)がハワイにいたの?」と思いませんか。

それは『1850年代、何万もの中国と日本からの移民が、

発展途上の砂糖やパイナップル産業の契約労働者としてやってきた』からだそうです。

お商売に才覚を現す人もいて、

衣類が専門となった人は故郷から布を取り寄せることがありました。

 

なので、この時にアジアの布が

アロハシャツに使われるルートができたことが分かります。

 

着物の夏地がつかわれることもあったり、

古いアロハシャツには和柄のものがあるそうです。

 

また柄の布を作る際、

インドネシアのバティック(ろうけつ染め)の技法も採り入れられたりしました。

 

他にも書ききれないことがたくさんあるので、

アロハシャツは自由研究の題材にもなるのでは、と思いましたφ(..)

本物のアロハシャツとは

私は前回、

ココナッツのボタンを付けてこそ、「真のアロハシャツ」と言っておりました。

しかし、この本を読んでもう少し付け加えねばならないと思いました。

 

それは「Made in Hawaiiであること」です。

デザインもハワイアンスピリッツを感じるもので尚且つハワイで考えられたもの、

ココナッツボタンもハワイ製のもの、ラベルも大事みたいです(T_T)/~~~

生地の素材

こちらの本にはいろんな生地で作られたアロハシャツが載っています。

もっとも多かったのがレーヨン。

次によく見たのが「カベ・クレープ」

これはどういう生地なのか、分かっておりません。(←)

綿や綿とポリエステル、シルクのもありました。

デザイン

後ろ姿も載っているのですが、背中にタックがなかったり、2本のもの1本のもの倒し方も様々です。

肩が窄(すぼ)まっているもの(腕の筋肉がある人が着てそう?)とか、

長袖でカフスがあるものもありました。

ポケットは両方、片方、なしだったり、

柄合わせまでしているものにはびっくりしました。

変わり種ですが裾が曲線だったり、

裏地を表に使ってるものもありました。

 

原点に立ち戻り、「アロハ」という言葉を思い出します。

 

アロハシャツ 発想自由に 作りましょう。

という言葉が浮かんできました。

 

読んでくださりありがとうございました。

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